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【玉野GⅢ決勝】清水 前人未踏6連覇

 玉野競輪で開催の防府競輪開設74周年記念「周防国府杯争奪戦(GⅢ)」は11月5日12Rで決勝戦が行われ、清水裕友(28=山口・105期)が取鳥雄吾の番手捲りを差してV。防府記念6連覇を飾った。同一記念連覇の記録を更新した。2着に取鳥で、3着は松浦悠士。

 落ち着いた並びは前から犬伏-取鳥-清水-松浦、古性-稲川、高久保-村上に単騎の中本。

 残り2周のホームを目がけ高久保が上昇するが犬伏が突っ張り先行態勢に。高久保が外で並走するが取鳥が番手を守る。最終バックから古性が捲る。取鳥が番手捲りで古性は清水の横で並ぶが清水が止める。直線は清水が抜け出し取鳥が2着。3着は松浦で中国勢が上位を独占した。

 ゴール後、清水は両手を挙げガッツポーズ。「基本は作戦通りでした。とにかく連結を外さないように。前の2人が強過ぎて正直、抜けないまであると思いました」と振り返る。

 しっかり仕上げての完全V。5連覇を達成した防府バンクではなく玉野での代替開催で「防府ではプレッシャーに負けそうになりますが、いつもよりプレッシャーは少なかったです」と冷静な運びが光った。次は今年最後のGⅠ競輪祭。賞金面でグランプリ出場をほぼ手中にしているが「優勝してグランプリ出場を目指します」と気合を込めた。(緒方 泰士)

 ◇清水 裕友(しみず・ひろと)1994年(平6)11月9日生まれ、山口県出身の28歳。105期4位で、14年7月、武雄でデビュー。通算成績は714戦238勝。31V(GⅠ1V、GⅡ3V、GⅢ9V)。1㍍68、82㌔。血液型A。

 ◆次回出走 優勝した清水裕友、2着の取鳥雄吾、3着の松浦悠士は、ともにGⅠ競輪祭(21~26日)。

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